「世界的な公衆衛生の優先課題としての皮膚疾患」決議採択!
5月19日から27日まで、スイスのジュネーブにおいて第78回世界保健総会が開催されました。その会期中の5月24日に「世界的な公衆衛生の優先課題としての皮膚疾患」という決議が採択されました。
この決議は、日本を含め世界保健機関(WHO)に加盟する国が、全身性の疾患ではあるが皮膚の症状と関連のある疾患を含め、主に皮膚に症状の出るすべての疾患(=皮膚疾患)の疾病負荷に取り組むために提起されたものです。皮膚疾患は、極めて大きな疾病負荷をともなうにもかかわらず、一般社会における認知は低く、また、unmet medical needsの高い疾患領域となっています。決議は、WHO加盟国に対しこれら疾患への取り組みのためのあらゆる資源を投じることを勧告しています。
今後、日本WHO協会などから正式な訳出が公開されるかもしれませんが、取り急ぎ、私訳ではありますが訳出した決議をシェアします。