災害時の処方せん医薬品について
令和6年能登半島地震により被災されたみなさまに心よりお見舞いを申し上げます。
災害時に必要な医薬品が足りなくなっても医療機関を受診できず処方せんが交付されないことがあります。原則として、処方せん医薬品は処方せんがないと購入することができませんが、「大規模災害時等において、医師等の受診が困難な場合、又は医師等からの処方せんの交付が困難な場合に、患者に対し、必要な処方せん医薬品を販売する場合おいては、医師等の処方せんなしに販売を行っても差し支えない」という旨の事務連絡が厚生労働省から出されています。
https://www.mhlw.go.jp/…/2r9852000…/2r98520000015nxq.pdf
具体的には、被災された患者さんが安定した慢性疾患でいつも同じお薬を使っていることがお薬手帳や薬歴などで確認できる場合、処方箋がなくても通常の保険診療として(1~3割負担で)お薬を購入することができます。
こういった事態に備えて、普段からかかりつけ薬局を利用したり、お薬手帳を持ったりすると安心ですよね。